日に日に肌寒い日が増え、そろそろ本格的に衣替えの準備をはじめなければ!と思うこの頃・・・特に、急な寒暖差は体調も崩しやすくなるので家族みんな気を付けたいですね。
これからの季節に1着は用意しておきたい、お子さまの冬コートを手作りするにあたって少しまとめてご紹介しようと思います。
ダブルコートの芯地について
まず、芯地は一着のお洋服のすべての部分に指示通り、同じ芯地を貼らなければならないことはありません。生地や雰囲気に合わせて、貼ってください。
今回の私の芯地の選び方についてのお話を少し。
前見返しは通常は裏地(見返し)に芯地を貼りますが、今回は裏地のファー生地の裏にも、表地の裏にも貼りました。
大きい釦に負けないように、しっかり目の芯地を貼りたかったのですが、ファー生地にしっかりした芯地を貼ると貼ってる部分と貼ってない部分の硬さの差があまり好きでないので、ファー生地の裏にふつうの厚さの芯地・表地の裏にもふつうの厚さの芯地を貼りました。
前立てと反対に衿は柔らかい感じが好きなので、柔らかめの芯地で。
ポケット口はよく手をつっこむ子供達に、しっかり目の芯地を選びました。
芯地選びに悩んだ時は、生地を購入する時にお店の方に相談するのが一番確実で勉強になります。
芯地はとてもむずかしいですが、用途を考えて貼ってみてください。生地がしっかりかたい時は、芯地を貼らない時もあります。でも、前立てにドットボタンなど開け閉め時に力が入る部分は必ず貼ってくださいね!
「ダブルコート」モデル…身長84cm 体重10.5kg
トグルボタン + スナップボタン
「ダブルコート」「ボアベスト」に似合うトグルボタンは、コートらしくおしゃれ + ボタンホールが苦手 な方に人気です。
動き回るお子様で、ドットボタンだけでは心もとない時は、スナップボタンを付けてください。スナップボタン(縫い付けタイプ・手縫い)を付けました。
トグルボタンの付け方はこちらの記事でも紹介しています。(レシピにも記載しています。)
ボタンとボタンホールと同じように、ダブルの位置につけるとしっかり閉まって寒い冬も安心です。
スナップボタン(縫い付けタイプ・手縫い)
立体フードまちの縫い合わせのコツ
「ダブルコート」は立体フードのまち付きで本格的なデザインになっています。
カーブや直線の縫い合わせなのでむずかしいですが、ちょっとしたコツで縫い合わせる場所に気をつけるときれいに仕上げることが出来ます♪
黒いライン(縫い代線)がフードとフードまちの縫い合わせるラインとなります。
生地の端と端は合わせません。生地の端と端は長さが違いますし、縫いあがってもきれいに出来上がりません。
縫い終わるとどちらかが長くなりがちな部分です。
1cmぐらいのカットはOKですが、あまりずれると、ひっくり返したときにきれいな立体まちになりません。
これはお洋服・小物すべてにおける、直線とカーブの縫い方です。慣れると簡単ですので、少し気にしながら縫ってください。
モニター様の作品 ダブルコート(フード衿)
難しい縫い方はないのに、レシピ通りに進めていくと手作り感のないかっこいいコートができ上がります。 縫っている時も楽しくて早く表に返したくてワクワクしていました。このコートを着ていると外出先でよく褒められ、手作りだと言うと驚かれます! 今度は無地や衿付きバージョンも作ってみたいです。
コートというと難しいかな~と思い作り始めましたが、仕様書もわかりやすく、とても簡単に縫い進められました。 しかも、どんでん返しになってるので縫い目も見えず綺麗に仕上がります♪布帛でもニット地でも作れるのでまた生地を変えて作りたいです。